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最新更新日時: 2017年09月30日 13時06分
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2006年9月 - 人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ
http://blog.goo.ne.jp/oniken1-7-1/m/200609

学生やサラリーマン等の塾生による政策提言案のプレゼンとそれに対する講評に入る前には、田中康夫前長野県知事のブレーンの一人である青山さんから田中県政の総括についてのミニ講義があり、また、それを補足する形で、田中側近の一人である作家の佐藤清文さんが簡単な講演を行いました。
私は、残念ながら遅れて行ったので青山さんの講義は聞くことができなかったのですが、佐藤さんの話は大変興味深かったです。
佐藤さんは、まず、作家として田中康夫を文壇と言う古い体質をポストモダンの旗手としてして打ち破った人として位置づけます。そして、小説家としての田中康夫は、そのダンディズム故に群れることを嫌い、他の人とコミニケーションを深化させることができなかったと批判しています。田中康夫は、古い体制を壊すことには成功したが、新たな文学の方向性を示すことができなかったと辛口の評価を下しています。
そして、小説家としての限界は、そのまま政治家としての限界にも当てはまると言います。つまり、「脱ダム宣言」で旧体制を壊したが、その後の新しい政治理念というのを示すことができなかったことが田中知事の最大の失敗だと言うのです。
なかなかおもしろい分析だと思いました。
作成: 2010年12月31日 19時26分 / 更新: 2010年12月31日 19時26分

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