FICTIONS >> 桐壺 1.出会いから別れまで >>

全般的に、フィクションです

最新更新日時: 2011年12月31日 18時06分
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2.上達部、殿上人の野郎どもも目をそばだてやがりながら
上達部、殿上人の野郎どもも目をそばだてやがりながら

もろこしでの例えもございまして、こういう事が国の乱れの元となることもございますし、これはあしかりでゴザいますこと

とか何とか、天の下的にもあじきない風になってきて、奴らの持て悩み腐になってきた。もろこしの楊貴妃の例えを出してきやがって、まあはしたない事はこの上は無いが、俺のハビタスだけを頼りにしてこいつは健気にもあいつらにまじり踏ん張っていやがる。カワイイ。
こいつの親父は大納言だったんだが今は墓の下、母親のほうは北の方で、いにしえからのおなら臭い手法をよく心得てる方で、両親が居て世にしられる人にももひけをとらない育て方はしてて、色々やってやがってたようではあるが、べつに凄い後見が居るわけでもなし、何か事が起こっても、 よりどころもな心細い気持ちでいやがる。
作成: 2011年01月15日 08時50分 / 更新: 2011年01月30日 10時55分

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